

Big Crown:
LP
いまやチカーノソウルなどのスウィートソウルブームの中心人物の一人として人気を博しているBOBBY OROZA
ボリビア人の母親とフィンランド人の父親の間に生まれ、FinlandのHelsinkiにある移民が多く住むEastern Center育ち。
ボリビア出身の詩人でタンゴ歌手の母は、Finlandで音楽を学び教えていたので、多彩なレコードコレクションしており、同じく父もフィンランドのジャズギタリスト、ミュージシャンで、Blue NoteやPrestigeといったレーベルのものを多く所有していた他アフリカにも渡りエチオピアや西アフリカのレコードも集めていたそうだ。
BOBBYはそんな音楽家の父親の後押しもあり、地元のジャズミュージシャンのジャムセッションや集まりなどでDjango ReinhardtやJazz を習い、ギターを弾くようになった、そうして音楽的才能を開花させる。
2016年にHelsinkiのTimmion RecordsのマネージャーCold Diamond & Minkにデモを渡すとすぐさまスタジオで一緒に曲を制作することになり、その曲がNYのBrooklynにあるBig Crown Recordsに届きBig Crownからフルアルバム「This Love」をリリースしたのをきっかけに世界に知れ渡ることとなる。
しかし、その後すぐにコロナが世界を震撼し世界中の音楽家達がツアーにも出れず集まってスタジオに行くことも出来なくなった、それはBOBBYも同じで嫁も子供もいてるBOBBYは建設現場の肉体労働者として働き、地道に制作を続けできた作品が今回のこのアルバムだ。前回と同じくスウィートなファルセットで終始歌い上げているが歌詞に深みが出たというか、人間味が増したような気がする。そこのところはこのレコードに付録として付いている宮田さんによるインタビューと対訳の歌詞カードからよくわかるのでこのLPは絶対このライナー付きを買うべき!