今年6月10日発売された2ndアルバム『ゲット・オン・ジ・アザーサイド』からの1stシングルとなる極上ナンバー。バックは、もちろんフィンランド発ティミオン・レコードのソウル職人演奏家集団、コールド・ダイアモンド&ミンク。流麗なオクターヴのギター・リフに導かれて登場するボビーの繊細な歌声。グルーヴィなベースとドラムのリズム・セクションに酔いながら、哀愁のメロディへと展開する絶妙なサビ。
コロナ禍で経験した人生の労苦が生み出したという新作。単なるヴィンテージ・ソウルというスタイルだけでは片づけられないディープな魅力を伝える。定評あるティミオンによる録音とミックスはより生々しい秀逸の再生音。ボビー自身によるオルガンが鳴り響くフリップサイドも魅力的。